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zoom RSS Rudolph Valentino "THE SILENT IDOL"

<<   作成日時 : 2017/04/01 20:56   >>

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ここの所ちょっと寒さが戻っていますが、日中は春の陽気ですね。

今週末から花見をされる方も多いのではないでしょうか。



本日はおすすめといいますか、個人的に最近気になっている

“ルドルフ・ヴァレンティノ”の装いをご紹介したいと思います。





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この本は、先日業界の先輩K氏とヴァレンティノの話になり、写真集を

お持ちとの事で早速お借りしたものです。

その中で気になった写真を下にいくつかご紹介したいと思います。





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これは1917年の写真ですが、彼のスーツを見ると今日のスーツに

近いものを感じますね。

今からちょうど100年前ですが、あまり古臭さを感じません。





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この頃の上着は、着丈が長くて釦位置が高いですね。

釦の穴間もせまく、ウェストのシェイプ位置やゴージラインも高めに

設定されていて、洋服の重心が全体的に上の方にあるような感じです。





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この写真では、ヴァレンティノの両脇に立っている二人はクラシックな

サックスーツを着ていますね。

スーツのスタイルは違いますが、やはり着丈が長く釦位置が高い

デザインになっています。





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1910〜20年代はタックの入っていないプレーンフロントのトラウザーズが

ポピュラーだった様です。


トラウザーズのラインは細すぎず太過ぎない中庸なナチュラルテーパードで、

股上は今の流行とは逆にかなり深い感じです。


ちなみに、個人的にはヴェストの丈が長すぎると格好良くないと思うので、

3ピースをお仕立て頂くお客様には深めにするのをおすすめしています。





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色々と見ていくとシングルピークのスーツが多いのですが、

彼自身が好きなスタイルだったのでしょうね。


大きなシェイプのバタフライが良いムードですね。

ただ、一歩間違えるとコメディアン風になるので真似をするには

注意が必要です(笑)


話はそれますが、上の写真は「ヴォーグ」や「ヴァニティ・フェア」

などで活躍したエドワード・スタイケン(1879-1973)が撮ったもの

だそうです。





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上の写真もスタイケンが撮ったものですが、流石いい写真を撮りますね!





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こちらはダブルブレステッドの装いですが、釦の合わせが狭く位置も

やや高いスタイルです。

シングルの方もそうですが、肩回りがタイトフィットで、あまり肩パッドを

入れないナチュラルショルダーになっています。

洋服だけ見るとほんとに今の服みたいに見えますね。





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洋服の話ではありませんが、彼の足元を見てみると結構ヒールの高い

靴を履いていますね。

正確な身長は分かりませんが、欧米人としてはそれほど高くないように

見えますので、ひょっとしたら多少気にしていたのかも知れません。


ヴァレンティノではありませんが、一番右の人の袖口を見るとずいぶん

高い位置に釦が付いていますね(笑)

ヴァレンティノも他の写真では釦間隔が1インチ位ありそうな袖口3ツ釦の

上着を着ていたりします。


今は猫も杓子も袖口4ツ釦ですが、当時は釦の数以外にも様々なスタイルが

あったのでしょうね。





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1926年に31歳の若さで亡くなったヴァレンティノですが、今もなおその装いに

魅力を感じるのは僕だけではないと思います。


彼に限らず、かつてのウェルドレッサーの装いに刺激を受け、日々の洋服作り

に活かしたいと思う今日この頃です。








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